初めまして、historica運営の安藤と申します。

この度、新たな試みとしてこのhistoricaを始めさせていただくことになりました。historicaは、”地域の「これまでの歴史」と「これからの歴史」を届ける”をテーマに、地域の歴史や魅力、そこに暮らす人々の営みを発信しながら、この国の地方創生に貢献する目的で発足しました。

このメディアを作ろうと思い立ったきっかけは、数年前にテレビの番組で観た限界集落の特集でした。首都圏へ人が流出し、これといった産業もなく衰退していく集落の様子を伝えたドキュメンタリーで、そこに残る決断をした人々のインタビューなどを盛り込んだ内容でした。

皆さんもご存じの通り、限界集落と呼ばれる場所は日本国中に存在し、数十年後の未来には消滅してしまうであろう場所も多く存在します。今のこの国の現状を鑑みれば、これはある意味必然であり、何とかしてそういった集落を存続させるべきだ、などと無責任な綺麗事を言う気はありません。

しかしながら、そこで生活した人々の営み、長い年月を掛けて刻んできた歴史までもこのまま埋もれていくのは、そこで生活をしてきた人々にとって余りにも酷ではないか。今後無くなっていく場所、今はもうなくなってしまった場所、そのすべてに人々の歴史が刻まれているはずで、それを記録し発信していくことは、価値のあることではないかと思ったことが、historicaの立ち上げに至った主な理由です。

別の視点で見れば、まだまだ復興の余地のある場所も多く存在するはずで、そういった場所の魅力をhistoricaを通じて発信していくお手伝いができれば、国の掲げる地域創生にも貢献ができると確信しています。

今はもうなくなってしまった場所、今後消えゆく場所の「これまでの歴史」と、今後も人々の営みが続いていく場所の「これからの歴史」を我々はこのhistoricaで発信し続けます。

historicaはメディアサイトだけではなくyoutubeチャンネル、Instagramなどでも情報を発信しています。私たちの活動に少しでも賛同いただける方は、是非ともフォローをお願い致します。皆さん一人一人の応援が、私たちの活力となり、この国の地域創生への助けになります。

未来のことは誰にも分かりません。私たちにできることは、未来に向けて歴史を伝え続けることだけです。このhistoricaが、多くの人の希望となることを信じて。