峯地集落(みねじ- しゅうらく)

峯地集落は和歌山県新宮市に存在する廃村である。現地に残された電柱などを見る限り読みは「みねじ」が正しいと思われるが、地元の住人は「むねじ」と呼称していたという記録が残されている。相賀地区に流れる高田川沿いの小字である堀切から約1kmほどの北方に位置する標高200m程の高地集落であるが、実際現地で確認しても堀切と峯地の境界は分からなかった。峯地は常に八戸が定住していた集落で主には稲作と畑作を営んでいた。峯地には合計で約7町歩の水田が存在したが、そのすべてが峯地の住人のものではなかった。というのも、相賀地区の他の集落の人々が出作り的に峯地の水田に通っており、これが僅か八戸という少ない戸数の割りに広大な水田地が存在している理由である。1950年代には全戸が移住し、現在では定住者は0となっている。

この場所の年表

1950年代 全戸が移住し廃村となる。

主なランドマーク

廃屋

集落にはいくつかの建物が残されているが、いずれも殆ど倒壊した状態である。また、どの建物も密集せず点々と配置されているのもこの集落の特徴である。

水田跡の石垣

集落内には水田跡だと思われる石垣が広い範囲に渡って残されている。

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