梶賀小学校(かじか - しょうがっこう)

梶賀小学校は三重県尾鷲市梶賀町にある廃校である。1878年に設立され、1998年3月をもって廃校となった。

正確に言えば休校中のようだが、校舎は経年によりかなり荒れており、恐らくこの校舎が再び教育の場として再利用される可能性は低いと思われる。学校は梶賀の高台に位置しており、現在でも災害時の避難場所として指定されている。人の出入りは特に規制されておらず、施錠もされていないことから度々見物人が訪れている痕跡が随所に見受けられた。

この場所の年表

1878年 学区の改正により、梶賀学校が設立される、当時は校舎がなかったので地蔵寺の一部を借用し運用された。発足時の教員は1名であった
1998年3月 賀田小学校へ統合され閉校

主なランドマーク

教員宿舎と思われる建物

恐らく教員の宿舎であったと思われる建物。扉は施錠されており中には入れない。

多目的ホール

校庭に面した多目的ホールと思われる施設。中には朽ちたグランドピアノを始めとした様々な楽器が散乱しており、舞台も設置されている。恐らくここで集会や、各発表会が行われていたのだろう。周辺にはガラスの破片が散らばっている場所もあるため訪れる際はしっかりとした履物を履いていくことをお勧めする。

校舎

メインの校舎。施錠はされておらず中には自由に出入りができる状態であった。残留物が非常に多く当時の子供たちの持ち物であったであろう文具や、教員の給与名簿まで殆ど何も持ち出されずそのまま廃校となったことが伺える。

建物自体は所々かなり傷んでおり、床もかなり腐食が進行しているので、迂闊に歩き回るのは非常に危険である。崩壊している場所も随所に見られ、近い将来、全体が崩落する可能性も感じられた。

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